English Learning with Lost In Tokyo #3

出典:IBCパブリッシング㈱出版の “Lost in Tokyo”
ネイティブならではの英語表現の学習のために自己流で日本語訳したもので商用目的はありません。
*ハイライトした部分を英語ではどのように表現することができるのか、考えながら読んでみて下さい。

P.7-P.9

「秘密保持契約!? でも、なぜ? 私たちはまだ何も話を進めてないですよ。」

誰もが認める1彼の短い翻訳者としてのキャリアにおいても、ウィリーは、そのようなことは聞いたことがなかった。

「それは”これから”話すことのためです。とても慎重な扱いを要する状況なので、たとえ君が私たちのプロジェクトに加わらないと決める結果となったととしても、これからの話をこの部屋の外に持ち出して欲しくない。」

「しかし、申し上げましたとおり2、私にはもう十分な仕事があります。これ以上は引き受けたくないです。話し合うことも、情報を開示する必要性も、どんな契約も必要ないです。たとえどんなに簡単で、なんてことない契約であったとしても。」

「よくわかりました。」
田中は、しばらく微動だにせず、彼の顔はさらに幾分か真剣な様相になった。
「私は君の主要顧客のことも理解している。確か、今は三ツ星、LOCオフィス、それからKWB編集社だったね。」

「え、えぇ… でもなぜそれを?」

私たちには私たちのやり方があります3実のところ4、私たちは、それらの企業のCEO-上原氏、鈴木氏、川崎氏ととても”親しい”。これらの企業が君への仕事を停止した場合、君の財務状況は深刻な影響を受ける。これも合っているね?間違っているかな?」

ウィリーは、しばらく困惑し、そして田中の発言に含まれている陰湿さに衝撃を受けた。5
「どうやって、そのことを…」
ウィリーは抑揚のない6で尋ねた。

「あぁ、実は、私たちはもっと知っています。1980年生まれ、身長180cm、ブロンドの髪にブルーの目、平均的な体格の平凡な外見7これらのすべては私の目の前にいる君と一致する8。君は、高校と大学で日本語を学び、両親を巻き込んだ悲劇の後、日本に来た。君は、孤独であり、その点も私たちの目的にふさわしい9それはさておき10、秘密保持契約書に署名してくれさえすれば次のステージに進める。唯一の契約条項11は、これから私たちが話す会話の内容を口外しないことです。法律に反したり、不道徳なことを求するものでは一切ありません。この点については12、ご自身でよく読んでみればわかります。どうぞ。」
田中はそう言って一枚の紙を差し出した。

続く

  1. admittedly: (副)確かに,明らかに,誰もが認めるように ↩︎
  2. as I just said ↩︎
  3. ” We have our means.” ↩︎
  4. in point of fact ↩︎
  5. ” Willie was puzzled for a moment, then the insidious nature of Tanaka’s remark struck him “.
    ↳ insidious:(形)〈人が〉 狡猾な、陰険な;〈うわさなどが〉(人を)陥れるような、欺瞞に満ちた;〈快楽などが〉耽溺を誘う. ↩︎
  6. in a flat voice ↩︎
  7. of average and ordinary features ↩︎
  8. ” all of which I can see is accurate with you here before me ” ↩︎
  9. ” – which also serves our purposes ” ↩︎
  10. setting all aside for the moment ↩︎
  11. stipulation: (名)条件、コンディション、条項、前提条件 ↩︎
  12. for that matter ↩︎
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