現金という金融資産は最悪!?
どういうこと (゚Д゚;) ?
前回のブログにて、株式相場は長い目でみれば経済成長と連動し右肩上がり(であった)ということが分かったと思います。
では、お金(現金)の価値はどうなのでしょう?
経済が停滞している状態が長~く続く日本ではあまり実感がわきませんが、お金の価値は絶対ではありません。
インフレーション・リスクとは?
お金の価値は間違いなく相対的なものです。
つまり、物価が上がればお金の価値は下がるのと同じことです。
これまで1,000円で買えた物が、急に1,500円になることもある。
政治経済の不安定さから「お金の価値が信用できない、いつ価値が下がるかわからない、それは明日かもしれない!」ということで、給料が入るとすぐにスーパーマーケットに走って買い物しまくる世界のどこかの光景をニュースなどで見聞きしたことありませんか?
これがインフレ(インフレーション)です。
この逆の状態デフレ(デフレーション)になると物が安くなり経済が活性化しないので、理想的な状態は緩やかなインフレ(だいたい2%強を目指しているところが多い)ですが、世界も国も経済界も、これに、向けて皆、汗水垂らして日々活動しているのであれば、これまでの歴史が示したとおり、今、僕たちが持っている100万円の現金の価値は10年、20年後には下がっているに違いありません。
長期的に見れば、今、汗水たらして稼いだ100万円をずっとそのまま持っていても将来同じ価値にはならない!むしろ、かなりの確率で下がっていく!!
ということを長い歴史が証明している、ということです。
以下は、有名なグラフですが、スタート時点では同じ価値であった1ドルを、株、債権、金、現金として持っていた場合の200年後のそれぞれの価値を表しています。
金は安定しているのであまり変わりないですが、
信じられますか?
株は60万ドル、つまり60万倍!になり、現金1ドルは…0.07ドル(100ドル持ってた人は7ドルの価値に下がる)結果となっています。
200年でいくらになった?
出所:『株式投資第4版』(ジェレミー・シーゲル/日経BP出版)
※実質トータルリターン
これがインフレーション・リスクです。
分かりましたでしょうか。
なんとなく、昔のお金に対して物の価値がどんどん高くなっていくのは、感覚でわかりますよね。
現金という金融資産は最悪!?
結論、現金を金利が低いこの時代そのままにしているということは、価値が変動する現金と言う金融商品に、しかも、ダントツ一番に割の悪い「現金」という金融商品に投資しているのです。
そんなこと、誰も教えてくれなかったよ…
早く教えてくれよ….
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