『肝心なのは望んだり生きたりすることに飽きないこと...』

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人はおおむね自分で思うほどには幸福でも不幸でもない。肝心なのは望んだり生きたりすることに飽きないことだそうだ』

出典・引用元
映画「イノセンス」荒巻大輔のセリフ

そのセリフの元の出典
「ジャン・クリストフ」ロマン・ロラン著
(19~20世紀フランスの小説家・思想家、ノーベル文学賞受賞、1866~1944)

そうです、人は考えすぎ。
他の動物たちを見るともっとシンプルに生きている。ただ生きている。
生きていることに理由なんて必要だろうか、存在しているだけで幸せ。
あなたがいるだけで幸せ、家族にもそう伝えたい。

この言葉には映画「イノセンス」で出会ったのですが、「イノセンス」には深いことばがあって大好きです。また、別の機会に、僕の好きな言葉を紹介します。
とにかく、押井守監督の好きな思想や哲学が盛り沢山!
好きな人にはたまらないとおもいますが、哲学的な言葉、隠喩が多すぎて伝わり難いのか、大抵の人には、「ハァ?」わけのわからない映画...という感想を持たれるかもしれません。


Filmarks:★★☆☆☆ 2.0 「引用もいかにも押井監督でかなりマニア向け
映画.com:★★★☆☆ 3.0 「セリフが哲学的にすぎ格言も多いため、しばしば置いていかれてしまう。あまりに蘊蓄が多すぎて消化不良
Rotten Tomatoes(海外の評価):★☆☆☆☆ 1.0 理解できない。ただ、映像は奇麗」


最後の海外コメント、理解できない、には吹いた。
僕の周りはほとんどそうでしたね (´∀`)
哲学自体が好きでなくてもいろいろと考えることが好きな人にはおススメ。

少し気になる方の為に👇のMINORITY HERO さんの映画レビューのリンクを貼っておきます。

https://minority-hero.com/cinema-review/innocence

言うまでもなく
「イノセンス」の前のお話、押井守監督の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』もサイコーです。こちらは蘊蓄少なくマニアでなくても楽しめると思います。
海外でも評価高く、スカーレット・ヨハンソン主演でハリウッド化されました。
(こちらは未視聴。というか商業臭と北野武が荒巻といいうミスキャストでまったく見る気がしない)

『過剰な自意識の先に...』

ハロー, Eisnebelhalo, 天体現象, 太陽の渦巻き, エルツ山地

(どこかに)過剰な自意識がある。その「他人とは自分は違う」と表現したい欲の為に自分は具合を悪くした。それからは、存在するだけで意味があると思うようになりました。』

出典・引用元
南木佳士(なぎけいし 小説家・医師)さんの言葉

この言葉を知った時、ハッと思いました。
鬱と診断された時の若かりし頃の自分に近いかも、と。
今は結構ありのままで生きているのか、その後の行動で自信がついたのか、過度な自意識もなくなって幸福度はかなり高いです。

下は南木さんの小説のご紹介ですが、上の言葉の引用元ではないです。

最期を迎えた男達の交流。逝く者と残される者の定め。生と死を見つめ人生の真実を学ぶ、ひたむきな真剣さが胸をうつ芥川賞受賞作